第3回『希望の白いキャンバスプロジェクト』2025最優秀作品
福岡芸術高等学校「マンガ・イラスト」コース3年 藤原 雪奏 さん
『勇気』というテーマを見た時、頭に何も浮かばず手が止まるほど難しい課題でした。
自分の中にある勇気というものは、何事にも恐れず立ち向かうスーパーヒーローのようなイメージで、始めはそれを描こうと思いましたが、他の人の中にある勇気とは違うのではないかと考えました。自分にとっての勇気と他の人にとっての勇気はきっと違って、それぞれ異なっているけれど共感出来るものを描こうと思いました。
勇気を出すという行動はとても怖くて、誰でも不安でいっぱいです。失敗したらどうしようというそんな暗い思いから、殻を破って立ち向かい、踏み出す、そんな作品に仕上げました。
勇気というものを表現するのは難しいですが、誰もが一度は感じたことのある勇気とは、1人で立ち向かうのではなく周りの支えもあって踏み出せる一歩なのではないかなと改めて感じました。
この作品も、私1人の力ではなく支えを貰いながら作り上げた『勇気』という作品です。

タイトル「立ち向かう一歩」
【町田すみ先生 コメント】

壁の向こうを越えようとすれば傷ついてしまうかもしれない。破片が降りかかろうとも「それでも越えていきたい」と駆けていく少女といった1枚。
危険を伴いながらも彼女の眼差しはひたすらに光がさす方へ向けられています。
テーマに置かれている「勇気」を、余す所なく絵に行き届かせていると思いました。
その構成力をはじめ、デッサン力、光と陰影の演出・描写力と総合的に高評価となりました。
特に制服の布の陰影はお見事。普段からよく観察・研究されているのではと感じます。
町田先生、ありがとうございました。
入選作品は適宜『希望の白いキャンバスプロジェクト2025』特設サイト・インスタグラム・当ニュースリリース・グループ各社HPなどで掲載します。
また、応募作品は国道36号線に面したキャンバスビル(札幌市豊平区美園3条8丁目4番1号)内【アートギャラリー】にて展示予定です。
プロジェクトの趣旨に共感いただいた多くのアーティストと、賛同くださいました協賛企業の皆様には、改めて御礼を申し上げます。
今後とも、このプロジェクトを続けることで、より多くの学生たちの創造性やアイディアを育み、社会に向け新たなメッセージが発信できることを希望しております。
皆様方には、白いキャンバスビルの「大きな勇気の絵」を気に留め、応援して頂けますようお願い申し上げます。
本年度もたくさんのご応募、誠にありがとうございました。
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