Introduction
このアートプロジェクトは、コロナ過により行動制限が繰り返された2022年、地域の活性と社会に希望を与える試みとして、スタートしました。
翌年の『第1回作品』公開に伴い、少なからぬ反響にプロジェクトへの思いを新たに、『第2回作品』に続き『第3回作品』と、毎年更新することができました。
希望があれば、人は笑顔になれる。
そんな心温まる壁画アートが誕生することを願い、2026年の「第4回作品』を公表いたします。
(2027年『第5回作品』募集要項は追って発表いたします)
国道36号線沿いに建つビルの壁を白い大きなキャンバスに見立て、希望を描く。
大きな希望を掲げることで、多くの人に勇気を与え、笑顔のあふれる街にしたい。
壁画アートが街の風景に新たな色を描き込み、地域と社会の魅力を高める。作品を広く一般公募とすることでより多くのアイディアが生まれ、ポジティブな創造性や豊かな感受性が育まれる。芸術の力で人々の心に感動を与え、希望という力強いメッセージが勇気を広げ、より良い明日の実現に貢献する。そんなビジュアルを期待しています。
Award winning gallery
このプロジェクトは、地域の活性と社会貢献を目的とした、アートプロジェクトです。アーティストが描いた希望に、オーディエンスが勇気をもらう。
今回で4回目を迎えるプロジェクトのテーマは、希望から「明日の笑顔のために」に昇華して募集。ポジティブなメッセージの込められた作品が届きました。審査委員にいがらしなおみ先生・町田すみ先生を迎えて開催。たくさんのご応募、ありがとうございました。
2023年 希望の白い
キャンバスプロジェクト 最優秀作品
テーマが「希望」ととても大きく、始めはとても悩みました。皆さんの思い描く希望が何なのか、なかなかまとめられず不安だらけでした。しかし、私に求められているのはきっと私にしか描けないものだと思いを改め、希望を込めた作品です。
自転車を取り入れたいということは元から決めていて、自転車は自分が漕いだ分だけ前に進み、一度漕げばこの後はスピードに乗ってもっともっと前に進めるという事を挑戦や努力とかけたかったからです。
私にとって希望とは目標や夢があることかなと思っています。目標に向かって挑戦したり、努力を重ね自分で道を作って行く、そうして向上心を忘れずにこれからもさらに頑張っていきたいです。
北海道芸術高等学校(愛知芸術高等専修学校)
マンガ・イラストコース2年
平井 友莉 さん
星槎道都大学 akuRさん
北海道芸術高等学校(札幌サテライトキャンパス)
マンガ・イラストコース1年 齋藤生琉さん
北海道芸術高等学校(札幌サテライトキャンパス)
マンガ・イラストコース1年 木村春陽さん
北海道芸術高等学校(札幌サテライトキャンパス)
マンガ・イラストコース3年 當銀瞭斗さん
北海道芸術高等学校(札幌サテライトキャンパス)
マンガ・イラストコース1年 新谷嶺芽さん
福岡芸術高等学校
マンガ・イラストコース1年 副島海莉さん
北海道芸術高等学校(東京池袋サテライトキャンパス)
美術コース2年 河合桜來さん
北海道芸術高等学校(横浜芸術高等専修学校)
マンガ・イラストコース1年 住永優芽さん
北海道芸術高等学校(横浜芸術高等専修学校)
マンガ・イラストコース2年 押田ユカリさん
※なお、ご紹介しきれなかった作品は、キャンバスビルギャラリー【北海道札幌市豊平区美園3条8丁目4番1号 キャンバスビル1F】にて、常設展示されます。
2024年 希望の白い
キャンバスプロジェクト 最優秀作品
雨といえば、暗くて冷たくて、一般的にあまり良いイメージはないと思います。
ですが、そんな暗闇のなかでも、一筋の光、希望を見つけて何事にもポジティブに!!という想いを込めて描きました。
私にとっての希望とは、暗闇のなかで輝くものだと思っています。この絵を見た人がその暗闇のなかに居たとしても、光をみつけて前に進んでいけたらいいなと願っています。
北海道芸術高等学校・名古屋サテライトキャンパス
アニメ・イラストコース 2年 梶山結羅 さん
雨と希望を「暗闇の中でも輝くもの」として繋げる発想が素晴らしいと、多くの支持を集めました。また、色の使い方と人物の見せ方がよく考えられている印象から、最終選考2作品に残りました。
雨粒をも光とし、暗闇の中から見出した光に向かい、飛び出そうとする、希望へのメッセージを感じる等の評価から、最優秀賞に選定させていただきました。
北海道芸術高等学校・札幌サテライトキャンパス
「アニメ・イラスト」コース 1年・北萠々華_「目指す場所」
北海道芸術高等学校・仙台サテライトキャンパス
「アニメ・イラスト」コース 2年・髙橋里美_
北海道芸術高等学校・名古屋サテライトキャンパス
「アニメ・イラスト」コース1年・佐野天美_「希望の矢」
北海道芸術高等学校・東京池袋サテライトキャンパス
「アニメ・イラスト」コース 2年・角田ほのか_
「跳べ、虹の向こうまで!」
北海道芸術高等学校・東京池袋サテライトキャンパス
「アニメ・イラスト」コース 3年・犬塚千優_「光を掴んで」
福岡芸術高等学校「アニメ・イラスト」コース2年
益田奈乃羽_「夢色に染め上げて」
横浜芸術高等専修学校/横浜サテライトキャンパス・
住永夢芽_
北海道芸術高等学校・東京池袋サテライトキャンパス
「アニメ・イラスト」コース 3年・小柳羽奈_「光を掴んで」
北海道芸術高等学校・札幌サテライトキャンパス
「アニメ・イラスト」コース 2年・ 齋藤生琉_「希望の木」
北海道芸術高等学校・東京池袋サテライトキャンパス
「アニメ・イラスト」コース 2年・岩崎希美_「ジャンプ」
北海道芸術高等学校・仙台サテライトキャンパス
「アニメ・イラスト」コース 3年・鏑木悠生_
北海道芸術高等学校・東京池袋サテライトキャンパス
「アニメ・イラスト」コース 1年・市村美羽_
「大きな希望はすぐ側に」
北海道芸術高等学校・名古屋サテライトキャンパス
「アニメ・イラスト」コース 1年・山口星奈_「生きる希望」
北海道芸術高等学校・東京池袋サテライトキャンパス
「アニメ・イラスト」コース 3年・安西穂乃果_「心願」
北海道芸術高等学校・札幌サテライトキャンパス
「アニメ・イラスト」コース 1年・川村優奈_「ミライ」
※なお、ご紹介しきれなかった作品は、キャンバスビルギャラリー【北海道札幌市豊平区美園3条8丁目4番1号 キャンバスビル1F】にて、常設展示されます。

初めて審査員というお役目を頂き光栄かつ恐縮です。皆さんの意欲作を拝見し、僭越ながら作品を選考いたしました。
日頃から絵の勉強に邁進している方も、自分の「好き」をのびのびと表現している方も、何もかも初めての挑戦で飛び込んでみるつもりで応募された方も、作品からそれぞれの努力や工夫を感じ取りました。
この度の選考の基準として画力のレベルの高さ、メッセージ性の強さ、そして一番に「一見してイラストがテーマに適っているか」を念頭に置いて選考を行ないました。テーマが設けられた作品には、説明を聞かずとも作品から世界観や舞台、キャラクターの背景などが想像に浮かんでくるような工夫が必要となります。画力やテクニックがいかにレベルの高い作品であっても「この作品から”勇気”が伝わってくるだろうか」という点が選考の決め手となっています。
ご応募頂いた皆様にはそれを踏まえて今一度自分の作品を振り返ってみて欲しいと思います。作品コメントに書いてくれたことを、イラストに落とし込むことはできたでしょうか。落とし込むということは、仕草・表情・モチーフ・色彩や構図でもって絵で説明をするということです。
そうして気付いた課題を、ぜひ次に進む「勇気」の糧にしてください。
2025年 希望の白い
キャンバスプロジェクト 最優秀作品
『勇気』というテーマを見た時、頭に何も浮かばず手が止まるほど難しい課題でした。
自分の中にある勇気というものは、何事にも恐れず立ち向かうスーパーヒーローのようなイメージで、始めはそれを描こうと思いましたが、他の人の中にある勇気とは違うのではないかと考えました。自分にとっての勇気と他の人にとっての勇気はきっと違って、それぞれ異なっているけれど共感出来るものを描こうと思いました。
勇気を出すという行動はとても怖くて、誰でも不安でいっぱいです。失敗したらどうしようというそんな暗い思いから、殻を破って立ち向かい、踏み出す、そんな作品に仕上げました。
勇気というものを表現するのは難しいですが、誰もが一度は感じたことのある勇気とは、1人で立ち向かうのではなく周りの支えもあって踏み出せる一歩なのではないかなと改めて感じました。
この作品も、私1人の力ではなく支えを貰いながら作り上げた『勇気』という作品です。
福岡芸術高等学校
マンガ・イラストコース3年 藤原 雪奏さん
壁の向こうを越えようとすれば傷ついてしまうかもしれない。破片が降りかかろうとも「それでも越えていきたい」と駆けていく少女といった1枚。
危険を伴いながらも彼女の眼差しはひたすらに光がさす方へ向けられています。テーマに置かれている「勇気」を、余す所なく絵に行き届かせていると思いました。
その構成力をはじめ、デッサン力、光と陰影の演出・描写力と総合的に高評価となりました。特に制服の布の陰影はお見事。普段からよく観察・研究されているのではと感じます。
福岡芸術高等学校
マンガ・イラストコース2年|滿園幹太さん
「突き進む」
疾走感あふれる構図と、暗色と明色のバランスが巧みです。手前の足先から腕にかけての遠近感と、筋肉の立体感がよく描けているのでとても迫力を感じられます。遠くにあり届かないと思われるような光を目指して疾走してゆく構図にエネルギッシュなメッセージが伝わってきます。
北海道芸術高等学校・札幌サテライトキャンパス
アニメ・イラストコース1年|細谷陽菜さん
「挑戦」
構図力、画力ともに高レベルです。描線にも細心の注意を払って丁寧に仕上げられています。光の反射や陰影の見せ方もお見事です。絵柄もオリジナリティがあり印象的ですし、描きたいように表現できるコントロールもしっかり出来る方だと思いました。だからこそイラストの主人公がキャンバスにどのような一筆を加えようとして「勇気」を出して挑戦に臨むのか、そういった場面説明もきっと画面の中に収められるはずです。人物の可愛らしさがメインになっていて、その点が勿体ないと感じました。
北海道芸術高等学校・札幌サテライトキャンパス
アニメ・イラストコース1年|荒巻可奈さん
「大きな不安、少しの勇気」
桜の色と紫が基調となる色彩の構図が美しいと感じました。人体のデッサン力も高く「フカン」からのアングルでの難しい構図でもしっかり表現できています。ただ、人物の表情が「戸惑い」なのか「決意」なのか、一見して汲み取りにくいところが惜しいなと思いました。絵を見る人に迷いを与えてしまわないよう、絵に込める描写の明確さを研究してみましょう。
福岡芸術高等学校
マンガ・イラストコース1年|具島愛莉さん
「〜春〜」
舞う桜の花びら、開かれるドア、希望に輝く少女の眼差し。「はじめの一歩」といった印象を持たせてくれます。物語を説明する為のメッセージが余す所なく画面に収められています。それぞれのパーツの描写もとても丁寧に描かれていて長く鑑賞できる一枚となっています。背景の情報もリアルに描かれているのでグレーの色味が画面を重たくさせている印象となっているのでフィクションを織り交ぜての色彩の工夫もあればと思いました。
北海道芸術高等学校・仙台サテライトキャンパス
アニメ・イラストコース1年|福田晏菜さん
「凛と、勇敢に」
凛とした表情と佇まいが魅力的なイラストですね。挑戦的な表情に目を引きつけられます。髪の毛の動きも躍動感があり、青が基調の中に服の赤が映えていて画面の色彩のバランスも単調になりすぎずかつ安定感があります。フカンの角度からの脚のデッサンや、後ろへなびくマントの布の質感など難しかっただろうなと思う部分が見受けられますがチャレンジングな姿勢が好印象です。
北海道芸術高等学校・横浜サテライトキャンパス
アニメ・イラストコース2年|久田百寿さん
「世界を旅して」
広大な水平線と大空、野心的な表情の男性が「冒険への旅」を上手に表現された1枚です。服のシワの影などもしっかり研究して仕上げられたのだろうなと感じました。どのような目標を持って、どこへ旅立とうとする「船出」なのか、見る人にそれぞれの想像をもってもらえるようなストーリー性のあるイラストですね。爽快感と開放感のあるイメージに前向きな気持ちにさせてくれます。
北海道芸術高等学校・名古屋サテライトキャンパス
アニメ・イラストコース3年|吉原勝斗さん
「風上に向かって」
ゲームのスチル画面のような見ごたえのある1枚です。水彩画タッチの淡さと荒いテクスチャが砂埃がたつ中の静かな野心が表現されているように感じられます。デジタルイラストの技術をよく身につけられていますね。画面を充分に使えていることも好印象です。
北海道芸術高等学校・札幌サテライトキャンパス
アニメ・イラストコース1年|中公ももねさん
「予習どおりに」
お題が「勇気」だったので、「勇気を出して好きな人を誘う女の子を描きました。この女の子、頭がいい好きな人に勉強を教えてもらうために勉強ができないふりをしたり(リュックから出たテストの点数はなんと100点)色々な策を使うけどやっぱりいざ誘う際には勇気がいる…けど勇気を出した暁にはいいことが待っているかもというか物語です。
福岡芸術高等学校
マンガ・イラストコース1年|久良木大輝さん
「設計図の勇気」
空にあこがれ「飛行機」の設計をはじめるというストーリーを感じさせる1枚。0からモノを作り上げていく過程には「勇気」が必要。そういったメッセージが伝わってきます。道具のひとつずつの描写が丁寧で、資料考証もしっかりしているなと感じます。周りがビタミンカラーの配色で単色ごとにデザインされているところもオシャレにまとめられています。無理に色で埋めず、白も上手に活かしていて、パッと明るい画面に仕上がっています。
北海道芸術高等学校・東京池袋サテライトキャンパス
アニメ・イラストコース2年|北田心雅さん
「小さな勇気」
若者がお年寄りに席を譲る場面を描いた「勇気」の1枚。温かな色彩で仕上げられていて、見ていてほっこりとさせてもらいました。イラストに込められたストーリー性、人物の表情や仕草から温かな気持ちになれる作品とはなっていますが、高潮した頬の演出が過剰気味になってしまい、善い行ないの一場面というよりも二人の間に恋愛感情が生まれているようにも見えてしまいます。明るく温かい色合いがとても好印象である反面、意図しない効果を与えてしまわないよう加減を工夫してみましょう。
北海道芸術高等学校・札幌サテライトキャンパス
アニメ・イラストコース1年|須藤凛さん
「ヒーローと花」
独特で魅力的な世界観のある1枚。降り注ぐ光とそよぐ風、お花に水を与える為のジョウロを持つ人物の優しい眼差し。一つの画面の中にストーリーがえがかれていて楽しませてもらいました。デフォルメされたフォルムのタッチですが、着色の細部にこまやかさをしっかりと感じます。か弱いものに手を差し伸ばすことも「勇気」となるのだと伝えられている気がしました。
北海道芸術高等学校・東京池袋サテライトキャンパス
アニメ・イラストコース3年|玉井宙瑠さん
「Be brave」
立派な帆船が堂々と描かれています。波の動きや雄大な大空の描写も見事です。大海原へ航海に漕ぎ出すという光景を「勇気」として表現しようという思いと、絵に起こす為の画力の高さ、しっかりと完成まで仕上げる気力と熱意を感じました。応募作の中では珍しい風景がメインとなる1枚でした。これからも自分の「描きたい」を大切に創作してほしいと思います。
北海道芸術高等学校・東京池袋サテライトキャンパス
アニメ・イラストコース2年|大塚心響さん
「結晶になるために」
吸い込まれるような光の描写が眩しく美しいイラストです。宝石の光沢、光の拡散、瞳の反射、髪の毛の束の着彩…質感にこだわったのだと感じられる部分が沢山ありました。「勇気」を象徴するルビーがメインのはずですが、人物の紫、瞳の補色の黄色の方へ目を奪われてしまいがちになります。どのモチーフが主題なのか、今一度振り返ってみましょう。
北海道芸術高等学校・東京池袋サテライトキャンパス
アニメ・イラストコース2年|安西穂乃果さん
「一歩」
色彩のインパクトが抜群に映えている作品です。カラフルな色の配置にも目を惹かれますが、ごく薄い色を背景色としているところもメリハリがあり、花という素材が生かされています。葉の葉脈も細かく描かれていてお見事です。ただテーマである「勇気」と踏まえた時、絵から伝わってくる要素が薄いのでもったいなさを感じました。開花した花、散っていく花びらはどうしても「達成」「成功」を強く思わせます。開く前の花の蕾であったり「もう一歩」という象徴を含ませるとテーマに近づいていくのではと感じました。
北海道芸術高等学校・東京池袋サテライトキャンパス
アニメ・イラストコース2年|宮本璃咲さん
「飛べないと言われても」
鳥たちの真剣な眼差しとふっくらした体のフォルムとのギャップに思わずくすりと癒やされました。「ファーストペンギン」の言葉通り、ペンギンが初めに飛び込んでいく構図にユーモアがあります。デフォルメとはいえ鳥の骨格、羽根や体の構造などにはまだまだ研究の余地があります。そして背景の崖の描写にもアラがあるところですが、それらを凌ぐ作品のインパクトに楽しませてもらいました。ペンギンの瞳の着彩に愛情を感じます。
横浜芸術高等専修学校・横浜サテライトキャンパス
アニメ・イラストコース1年|河野陽加さん
「閃光」
グレイッシュな色彩と、逆光の明色との対比が美しい一枚。髪の毛の動きにも風を感じ、爽やかで開放的な画面となっています。技法的な部分での好印象な点は多く見受けられますが、その反面イラストから見えてくるテーマ性や絵に込めたメッセージが弱く感じられます。「試練」を象徴する大切な役割を担うはずの山々が背景のシルエットとしてあり、人物がメインになっている印象を持ちます。
福岡芸術高等学校
マンガ・イラストコース1年|岩田菜々花さん
「変わる私、勇気の鍵」
北海道芸術高等学校・東京池袋サテライトキャンパス
アニメ・イラストコース3年|山野邊日和さん
「勇者」
福岡芸術高等学校
マンガ・イラストコース1年|片渕佐和子さん
「新生活」
北海道芸術高等学校・札幌サテライトキャンパス
アニメ・イラストコース1年|延與柚妃さん
「泥んこヒーロー」
※なお、ご紹介しきれなかった作品は、キャンバスビルギャラリー【北海道札幌市豊平区美園3条8丁目4番1号 キャンバスビル1F】にて、常設展示されます。

審査員というご依頼があり今回担当させて頂きました、アニメーター・漫画家をしています、いがしなおみです。
とても多くの方々が応募して頂く中で、テーマに沿っているか、画力や表現力など、様々な角度から、審査をさせて頂きました。普段より、専門学校、大学で、アニメーション、マンガ、イラストなどを指導しておりますが、若い才能というのは、限りなく素晴らしく可能性のあるものだと、そして今回のようなコンテストに、チャレンジする意欲は何事にも代えがたいものだと感じました。甲乙付けさせて頂くのも忍びない作品がとても多くありました。あの大きな壁面に描かれ、遠くから、そして近くから見たときに、その表現されたものが、一際際立つ事を想像しながら、町田先生とも最後はお話しながら、選ばせて頂いたのが、今回の作品の数々です。頭で想像しただけでなく、イメージを実際に形にし、描き出し、チャレンジの一歩は何ものにも代えがたい宝物だと思うのです。

昨年に続き、今年も選考のお役目を頂けて光栄です。今年も多くの意欲作の中から、いがらし先生と共に入賞、入選作品を選考いたしました。私一人からの視点ではなく、いがらし先生の価値観・評価を伺えたことも大変学びとなりました。
さて、審査の上で最も重要視されたのは昨年同様「テーマに沿っているか」という点です。技術や画力が優れている魅力的な作品は多くありました。しかしその絵とテーマとがしっかり繋がっているかどうかを軸に見た時に、パワー不足となってしまうことが勿体なく思います。作品の図案をすぐに決めてしまうのではなく、一つのテーマについて構図やモチーフを何通りでもアイディアを書き出してみましょう。そのうえでテーマから離れてしまっていないかどうかを自分から見て冷静に判断する作業が大切ではないかと思います。どうかこれからも沢山のことに挑戦して頂きたく思います。皆さんの新たな作品をこれからも楽しみにしています。
2026年 希望の白い
キャンバスプロジェクト 最優秀作品
この作品では、「明日の笑顔」は最初から完成されたものではなく、一人ひとりの手によって少しずつ形作られていくものとして表現しました。空に浮かぶパズルは、まだ完成していない明日を象徴しています。その中で少女が手を伸ばし、ピースをはめようとする姿には、「誰かの小さな行動や想いが、明日を変えていく」という意味を込めました。一つのピースは小さくても、それが埋まることで景色は変わり、やがて街全体が笑顔で満たされていく、そんな希望をイメージしました。この絵が街に存在することで、見る人が「自分も未来の一部をつくれる」と感じて、一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいなと思いました。自分と支えてくれている周りの人によって、未来は明るく、可能性に満ちている。そんなメッセージを込めて描かせて頂きました。
東京都在住/青山学院高等部
佐藤絢華さん(15歳)
【いがらし先生コメント】
今回応募された作品の中で、「明日の笑顔のために」というテーマとの合致、ビジュアル全体のトーン、コントラスト、画力、レイアウト共に、一番安定し、美しく描かれ、壁面展開した時に映える作品と感じましたので、選ばせて頂きました。佐藤さんの将来がとても楽しみと感じました。
北海道芸術高等学校1年|高野千賀子さん
「ちょき」
【いがらし先生コメント】
今回の応募された作品の中で、良い意味で異質で、無邪気に元気のある少年と、動物たちがテーマに寄り添いながらも、とても楽しそうに描かれていましたので、一際目をひきました。遊び心も満載で見ていてとても楽しくなる作品でした。
北海道芸術高等学校2年|榊原沙紀さん
「芽吹き」
【町田先生コメント】
全体的に明るい色合いなのと、バックのグリーンが清々しい作品で目を引きました。厚塗り調の塗り方にも質感を感じられて好印象です。表現力、画力はとても高いと評価できましたが、惜しく感じたところは画面全体に対して背景の面積が多く人物が小さくおさまってしまっている部分です。青みのある色はどうしても重さや冷たさを感じさせるので、空から射す陽光を入れるなどして単調な青から変化をつける工夫があったらと良いと思いました。また、希望である「未来」に目を向けているという表現とするならば、陽の射す方(光源)に目線を向けるとより効果的ですし、今の状態の目線でいくならばカメラ目線は不自然なので一番手前の蝶をより大きく描き目線と合うように配置すると絵的に収まるのではと思います。
鏡 麗乙凛さん
「凛たこ」
【いがらし先生コメント】
多分、一番時間がかかったのではないかなと思えるほど、細部に至るまで緻密に描かれている事に驚きました。時間も根気も情熱も愛も、ビジュアル全体から感じられ、見ていて勇気が湧いてきました。
北海道芸術高等学校2年|福永和紗さん
「ピースを集めて」
【町田先生コメント】
日々の生活を重ねることによって思い出のピースが埋まっていく。これからの未来への期待や楽しみがメッセージとして伝わってくるような一枚でした。作画の処理も非常に丁寧で、パズルの溝の線も隈なく施してあり作業の細やかさに感心しました。ピースを持つ手の描写も上手です。惜しいと感じたところは、3人のキャラクタの喜び方が似通っていて人物の個性に今ひとつ物足りなさを感じた部分です。誰かが誰かと目を合わせようとするとか、何かに目を遣っているなど、この1シーンの前後のモーションをシミュレーションしてみると、より絵の中にストーリー性が生まれるのではと思いました。
北海道芸術高等学校2年|野田優心花さん
「メロディをキミに」
全作品を拝見した中で、一番勢いと、明るさと元気が伝わってきた作品でした。最初に目に留まった作品です。これからももっともっと画力を高めて沢山作品を描き続けてください。
東北芸術高等学校2年|佐々木千花さん
「導きの時計盤」
今回の作品テーマに沿ながらも、独自のファンタジックなストーリーや壮大な世界観を強く感じる作品になっていました。今回の場合は、作品が最終的に壁面に描かれる事を想定すると、もう少し色合いも彩度の良い素材と着彩方法を選ぶと良かったのかなという印象でした。
高黎心さん
画力、レイアウト、キャラの着彩、背景など、とても素晴らしくスキルの高さを感じる作品でした。伸び代、潜在能力等をとても感じましたが、テーマがダイレクトに伝わりにくい部分も多く、せっかくの素敵なビジュアルも生かしきれていない印象で勿体無い気がしていました。SFやファンタジーもののイラストだと良かったのですが、壁面でのビジュアル見るのは、一般の方々が多いと思うので、対象を考えて描かれると良いかと思いました。
北海道芸術高等学校2年|阿部 美月さん
アニメーション映像のワンシーンのような、とても素敵なレイアウト、色合いの作品に感じました。阿部さんの中にはきっと、このセンターの学生のストーリーや思いを、演出しながら描かれていると思いましたが、テーマは、「明日の笑顔のために」という事で、キャッチーでダイレクトに伝わる表情、内容だともっさ良かったのかも知れません。私もアニメ会社の一員なので、アニメーター視点から見ると、演出意図は合格点なのです。壁面だと少し伝わりにくいと感じました。がんばってください。
ひょっとこさん
「満腹は幸福」
藤木幸聖さん
「小さな手、大きな夢」
第5回開催については、2027年3月中に審査、審査結果の発表は4月初旬に予定しております。
作品の掲示は2027年5月頃の予定です。応募要項など詳しくは決定次第アナウンスいたします。
| (ピクセル数) | (解像度) | |
|---|---|---|
| ①推奨値 | 5787×4093 | 350 |
| ②中間 | 4096×2895 | 300 |
| ③最低ライン | 1754×1240 | 72 |
掲載ビル写真を確認する
応募前に必ずご確認ください。
※手書きの場合はデータ化のため塗料が乾燥している作品、凹凸が無い作品に限ります。
※特定の政治、宗教活動、特定の宣伝・告知等営利目的な内容は対象外とさせていただきます。
※公序良俗、社会常識にてらし、不適切と判断した作品については選考前後に関わらず掲出を取り消す場合があります。
※ご応募いただく作品は第三者の著作権、肖像権を侵害していないものに限ります。
※ご応募いただく作品は他で出品されていないものに限ります。
※ご応募いただく作品の著作権は作者に帰属するものとし、当社は使用権のみを行使します。
※上記に加えて下記の個人情報の取り扱いについて同意の上、ご参加いただきます。
【プライバシーポリシー】
株式会社 凌霄(以下「当社」)は、以下のとおり個人情報保護方針を定め、個人情報保護の仕組みを構築し、全従業員に個人情報保護の重要性の認識と取組みを徹底させることにより、個人情報の保護を推進致します。
【個人情報の管理】
当社は、お客さまの個人情報を正確かつ最新の状態に保ち、個人情報への不正アクセス・紛失・破損・改ざん・漏洩などを防止するため、セキュリティシステムの維持・管理体制の整備・社員教育の徹底等の必要な措置を講じ、安全対策を実施し個人情報の厳重な管理を行ないます。
※団体名以外は必須となります。団体でのご応募の場合は団体名も必ずご記入ください。
審査委員の評価コメント
非常に力強いビジュアルで、コロナ禍にあっても委縮せず、未来に向かって跳び出そうとする瞬発力と、何かを掴み取るための強い意志を感じさせる作品です。このビジュアルがビルの壁面に描かれることで、周りの人々に夢や勇気を与え、地域社会に希望が広がることを期待しています。